離婚前提マリアージュ~エリート副社長と育てる愛の花~
インターホンが響く。
「君の荷物が来たようだね…」

「はい」
私の指示でキッチン用品はキッチンに、私の服はさっき見たウォークインクローゼットに運び込んで貰った。

さっきまでキレイだった部屋にはパンダマークの段ボール箱の山が出来た。

「後はこちらで片づけます」と雅樹さんが言うと、業者の人達は早々に引き上げた。

二人でフーッと息をつく。

「意外と君の荷物もあるんだね…」

「うん、まぁね…私は先にウォークインクローゼット見て来ますね…」

「俺右側のウォークインクローゼット使ってるけど…梓は左側のウォークインクローゼットを使うといいよ」

「はい」



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