―――ファッション―――
―――今、アメリカでバイトをしており、イタリアにも行きたい―――。イタリアには、新婚旅行に行きたい。フランスにも、ギリシャのアテネにも行ける。アブシンベル神殿やトロイの木馬も知っており、そう言った、常識も習う所で、彼女は―――皆、安心して通っている。自然が豊かなのは、アメリカ人の考え方で、大統領が責任を持って、管理しているという、意味合いでもある。日本とアメリカ等は、民主主義であり、自分の言いたい事がはっきり言えるし、とても過ごし易い。
神話を習う事もあり、バオバウの木やエロスや、トロイの木馬や、オイディプス王も習うはずだ。大きな木が出てくる樹木でもあり、自分に恋してしまう奴が出たり、アキレスと母親と契る事になってしまった男性の物語で、悲劇と呼ばれる物語を習ったりもする。アフロディーテも習う筈だ。
彼女は今、六月からの旅行を思い出し、学年が上がった事に、嬉しい顔をしていた。イタリアに行きたくて、両親と直哉と一緒に旅行をしたかった。いつか自立できるようになったら、直哉とイタリアに住み込む約束をしていた。何故、イタリアではなく、アメリカにしたのかは、住み心地が良かったからで、いつか仕事でミラノファションをやりたい、そう思っていた。ミラノはとてもモデルさんが奇麗で、アメリカ人も綺麗な人が多いが、イタリアではデザインが余り良くない―――。
だから、凛は直哉と一緒に、イタリアのファッションを変えようと思い立ち、一緒に働こう、そう言っていた。だけど、学費が掛かり、バイトをしながら生活している為、とてもじゃないけれど、払うお金が足りるかどうか?―――凛と直哉は自分で学費を出せと言われており、それで奨学品を返さないと行けない。だけど、凛と直哉は其れなりに成績は悪くなくなり、二人一緒に生活を続ける事に決めていた。

―――頑張ろう―――
< 93 / 141 >

この作品をシェア

pagetop