子連れシンデレラ(2)~スパダリ社長の独占欲は極上の愛~
プロローグ*甘すぎる夜
彼と出逢った天空島の「ヘブンズホテル・天空」のチャペルで永遠の愛を誓い、親子三人でスタート切った。
それから・・・二ヶ月が過ぎた。
私の旦那様は大手リゾートホテル開発会社『筒見リゾートマネジメント』若き社長・筒見柊也(ツツミシュウヤ)
彼が手掛ける『ヘブンズホテル』はインバウンド需要で大きく業績を上げ、その経営手腕が注目され、経済界でも一目置かれる存在だった。

長身で容姿端麗で、頭も良く、常に先を見通せる千里眼の持ち主。

おまけに子煩悩で、玲也のコトをとても可愛がってくれた。
そして、私のコトも一途に溺愛してくれる。

「どうして…逃げるの?凛香」

「だって…もう起きて…玲也を起こさないと…幼稚園に遅れちゃうし…」

「五分ぐらい…いいだろ?凛香のコトギュッとさせてよ…」

柊也さんはたっぷりと甘さを滲ませた悩殺ボイスでベットから出ようとする私を背中越しにギュッと抱き締めて来る。

布団の中で密着する二人のカラダは全裸。

彼の体温と厚い胸板の感触が直に背中越しに伝わり、昨晩の行為が生々しく脳裏に浮かぶ。

「ダメだってば…柊也さん…そんなにくっついたら…」

「何?」
下肢に感じ始める彼の熱が一層私のカラダを熱くさせた。

「・・・わ、私…責任取れませんからね…」

「そうだな…これ以上くっついたら、俺もヤバくなるな…」

柊也さんの方が折れ、五分も経たずにカラダを離した。

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