子連れシンデレラ(2)～スパダリ社長の独占欲は極上の愛～

澪さんが私達のテーブルに来て、尚さんに言い返す。
声は震えていたけど、私は彼女の勇気が嬉しかった。

「…澪は凛香さんの味方をするの？」

「別に…そう言うワケではありません…」

「なら、どう言うワケ？」

「それは…」

「・・・相変わらずはっきりしないわね…澪貴方のそう言う所がイライラするのよ…でも、まぁ…そう言う所が良くて、圭斗は結婚したんでしょうが…」

「圭斗さんのコトは言わないで下さい…」

「・・・何だか…貴方方と居ると…ご飯が喉通らないわ…」

尚さんはランチのトレーを持って、私の座るテーブルから離れた。

「凛香さん…ゴメンなさいね…お姉様の言ったコト…気にしないで下さいね…」

「え、あ…うん…」

尚さんが座っていた椅子に澪さんが腰を下ろす。