ずっとそばに 2

翔馬side


翔馬side


夕方陽菜に呼ばれた後、陽菜の友達の診察をして、家に帰った。


そして、今は夜の9時。


今日は陽菜にかなり不安な思いさせちゃったみたいだったから、ソファーの上で陽菜を抱っこしていつもよりたっぷり甘えさせる。


「陽菜、学校楽しかった? 」


「うんっ 」


陽菜は笑顔で答えてくれる



そんな陽菜の髪をそっと撫でてあげると、さらに

嬉しそうに顔をピンクに染めた。



陽菜の友達はすごくいい子そうで、これで学校も安心。


でも、俺の心の中には1つ心配がある。


陽菜の心のことではなくて体のことで。


陽菜の友達を診察したら、インフルエンザだったから

もし陽菜に移ってたりしたらと考えると、かなり不安。


術後のリハビリでゴタゴタしていて、インフルエンザの予防接種を陽菜に受けさせるのをすっかり忘れていた。


陽菜の友達が熱あるって聞いたときに、ハッとして

その後からは友達とはあまり接触させなかったけど。

もう遅いかもしれない。



心臓のこともあるからインフルエンザに感染したら

入院することになってしまうかも。



せっかく、陽菜が楽しんで明日から学校行そうなのに…

とにかく今日は早く寝かせよう。



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