茜色のファンタジー
大好きだったパパ
黄昏時、海岸に行くと
亡愛犬ロッキーと
波打ち際を
散歩している
パパに会える

声をかけることは
出来ないし
向こうが気付くことも
ないけれど
楽しそうに散歩する
パパとロッキーを
見ることが出来るだけで
私は幸せなの

それはほんの30分の
昼と夜との狭間のまぼろし
私だけに見える
茜色のファンタジー

あぁ、今日もまた
夜がやってくる時間だね
パパとロッキーにさよならを
パパもロッキーも
決して気づかないけれど
精いっぱいに手を振るの

*fin*
< 1 / 1 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

お願い、あと少しだけ

総文字数/40,993

恋愛(純愛)53ページ

表紙を見る
そんなの関係ないよ!

総文字数/21,296

恋愛(純愛)27ページ

表紙を見る
スイートスイーツスクランブル

総文字数/6,430

恋愛(純愛)11ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop