「ようございましたね陛下! 近々ご婚約されるのでしょう」

「いつ後継者が誕生してもおかしくはない状況とは、とてもめでたいことです!」

「わたくしたちも、婚約が早く叶うよう計らっておいてやりましょう」

「王妃様、左様ですな」

――両陛下、家臣たちを巻き込み、グレイソン伯爵の正式な婚約は間近であるとますます勘違いが深まった。



その翌日、彼らはとてもとても安心した幸せそうな表情で、軍事協力が結ばれた式典へと望むことになる。