平凡な私の獣騎士団もふもふライフ2
と、彼はリズの意見も聞かず、引っ張って連れて来られたのだ。
「だって、リズもみんなの騎獣の姿を見たいって言っていただろ?」
「うっ、まぁ、確かにそうですけど……」
腕に抱えている幼獣と共に、きょとんと覗き込まれてリズは返答に詰まる。
するとニコラスが、頭を戻してエドモンドへ視線を移した。
「安心しろ。俺にはエドモンドがいるからな。こう見えて、エドモンドは極秘部隊軍の学校で、成績トップだった優秀な男だぞ!」
文章力という問題があったせいで、所属先を色々と探された男……。
ニコラスがテンション高く笑顔で述べる。その途端リズは、パレードへの関心も下がる勢いで少し困ったようにエドモンドを見ていた。
リズとエドモンドが、しばし見つめ合う。
微妙な間が置かれた時、先に幼獣と一緒に通りの方を覗き込んだニコラスが、「おっ」と弾む声を上げた。
「リズ! 俺の推測はばっちりだっ、ジェドたちが見え出たぞ!」
片手を伸ばして、ばんばん腕を叩かれて合図される。
友達宣言をしたからだろう。より一層打ち解けたように接せられているリズは、畏れ多くも彼のそばに寄って通りを眺めた。
「だって、リズもみんなの騎獣の姿を見たいって言っていただろ?」
「うっ、まぁ、確かにそうですけど……」
腕に抱えている幼獣と共に、きょとんと覗き込まれてリズは返答に詰まる。
するとニコラスが、頭を戻してエドモンドへ視線を移した。
「安心しろ。俺にはエドモンドがいるからな。こう見えて、エドモンドは極秘部隊軍の学校で、成績トップだった優秀な男だぞ!」
文章力という問題があったせいで、所属先を色々と探された男……。
ニコラスがテンション高く笑顔で述べる。その途端リズは、パレードへの関心も下がる勢いで少し困ったようにエドモンドを見ていた。
リズとエドモンドが、しばし見つめ合う。
微妙な間が置かれた時、先に幼獣と一緒に通りの方を覗き込んだニコラスが、「おっ」と弾む声を上げた。
「リズ! 俺の推測はばっちりだっ、ジェドたちが見え出たぞ!」
片手を伸ばして、ばんばん腕を叩かれて合図される。
友達宣言をしたからだろう。より一層打ち解けたように接せられているリズは、畏れ多くも彼のそばに寄って通りを眺めた。