次第に意識が浮上していく。どこか物足りなさを覚え、寝ぼけた手を伸ばしベッドの上をぽふぽふしていたら、温かさに包まれた。

ぎしりと、心地よいベッドが大きく上下する。

そのまま全身まであったかくなった。とても安心する温もりだ。つい、もぞもぞとそちらに寄ってぎゅっとしてみたら、いい匂いにも包まれた。

カルロのもふもふと同じくらい幸せな気持ちがした。すり寄ってふと、ジェドがいつも風呂上りにさせているいい香りだと気づく。

――団長様って、なんかいつもいい匂いを漂わせているのよねぇ。

一体、どんな一級品を使ったらそうなるのか。そもそも男の人って、もっと武骨なイメージが……と考えたところで、リズは、ぱちりと目を開けた。

昨夜のことが急速に思い出された時、頭に、ふわっとした感触がした。

「おはよう、リズ」