きみは微糖の毒を吐く
内緒の関係



「なあ、絢斗ってなんか最近木村さんと仲良くね?」



修学旅行が終わってから数日経ったある日の昼休み、そんな声が聞こえてきてお弁当を食べる手を止める。


私はいつも通り悠里ちゃんとご飯を食べていて、絢斗くんは少し離れた場所で自分の席に座ってパンを食べていた。


その周りに集まる男女数人の中には、三島さんもいる。


話を切り出した佐藤くんの言葉に私は内心ひやひやしているのに、絢斗くんは「あー?」と面倒くさそうにスマホを見ながらパンをもうひと口かじった。



周りにばれないようにしろって言ったのは絢斗くんなのに、本人がそんなに余裕で大丈夫なの……?



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