俺様めちゃモテイケメンが一人にはまったら。

祐世side7

十二月に入っても俺たち四人の勉強会は続いていた。

ふと、みんなの志望校が気になり聞いてみると大翔は俺と同じで美月と朝倉は同じ大学を目指していると言う。しかも『二人とも受かったら一緒に住むの!』と朝倉が楽しそうに言った。

くそー、羨ましすぎる。俺も美月と暮らしたい。


二週間後から始まる冬休みの間の勉強会の話になった。
俺も予備校を続けていたら休みなしで通ってただろうが、先月で辞めたから時間だけはある。でも大翔も朝倉も予備校があるだろうからと勉強会は諦めていたら『じゃあ、年内最後、二十五日に勉強会する?』と神の声!いや大翔の提案でクリスマスに美月と一日一緒にいれる事になった。



二十四日、学校帰りに一人街をぶらつうていた。
今まで何度か来たことのある店のショーケースに並べられた可愛いブレスレットが目に入った。

渡しても受け取ってくれるかな。

それよりも渡すチャンスすらあるかわからないが迷わず俺はそれを購入した。

よし、これを明日渡して連絡先を聞くぞ!

そう、こんなに毎週一緒にいるのに未だに俺は美月の連絡先を知らない。



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