この声で、キミに「好き」と伝えたい。【編集中】
路地裏のヒーロー
「千歌ちゃん、今日の放課後空いてる?みんなでいっしょに――」

「…ごめん!今日は用事があるだっ」


わたしはそう言って、クラスメイトからの誘いを断った。


「…そう。それじゃあ、仕方ないわね。また都合がいい日にでも」


と、残念そうな表情を浮かべるクラスメイト。

だけど、わたしに背中を向けたあとに、「なによ、忙しそうなフリして」という言葉が聞こえてきた。
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