子作り契約結婚なのに、エリート社長から夜ごと愛し尽くされました
「ちょっと、あんた!!聞きなさいよ」 SIDE 綾
「こんなめでたいことはないわ!!」
缶ビール片手に、ほろ酔い気分(いや、どちらかというと、泥酔にちかい)で、最愛の彼、圭一に絡む。
「学生の頃から、子どもは欲しいけど、絶対に結婚はしないって言ってた親友が、少し前についに結婚したのよ!!」
「前に、居酒屋で綾と飲んでいた子?」
「そうよ、そう。ああ、あの時の圭一は、まだ恋人未満君だったわね」
〝そんなふうに呼ばれていたのか……〟と、少しだけ沈む圭一の肩を、バシバシと叩く。
「あれ?あの直後に籍を入れたとか言ってなかったか?」
「そうなのよ。それはそうなんだけど……まあ、ちょっと、あんた!!長くなるけど、今夜は私の語りに付き合いなさいよ!!」
「はいはい」
予め、今夜は絡むからと宣言していたこともあって、圭一はめんどくさがらずに聞き役に徹してくれる。
こんな私でも〝好きだ〟って言ってくれる圭一は、私の最後の男だって確信してる。だから、ここまで自分を曝け出せるというもの。
缶ビール片手に、ほろ酔い気分(いや、どちらかというと、泥酔にちかい)で、最愛の彼、圭一に絡む。
「学生の頃から、子どもは欲しいけど、絶対に結婚はしないって言ってた親友が、少し前についに結婚したのよ!!」
「前に、居酒屋で綾と飲んでいた子?」
「そうよ、そう。ああ、あの時の圭一は、まだ恋人未満君だったわね」
〝そんなふうに呼ばれていたのか……〟と、少しだけ沈む圭一の肩を、バシバシと叩く。
「あれ?あの直後に籍を入れたとか言ってなかったか?」
「そうなのよ。それはそうなんだけど……まあ、ちょっと、あんた!!長くなるけど、今夜は私の語りに付き合いなさいよ!!」
「はいはい」
予め、今夜は絡むからと宣言していたこともあって、圭一はめんどくさがらずに聞き役に徹してくれる。
こんな私でも〝好きだ〟って言ってくれる圭一は、私の最後の男だって確信してる。だから、ここまで自分を曝け出せるというもの。