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「え!?どういうこと!?」


「……もう一度言うよ?」



神崎さんの家に居候するようになって、早いものでもう一ヶ月が経過した。


生活自体は特に変わらず、神崎さんからの口説き文句に心ときめきながらも関係に大きな変化が起きることもなく、仕事も大変ながら順調で平和な毎日を過ごしていた。


そんな中、学生時代からの友人である里奈から連絡が来て。



"彼氏と結婚することになったから結婚式の招待状送りたいんだけど、住所変わった?変わってたら新しい住所教えてー"



それを見て、何も考えずに今の住所を返信したところ直ぐ様電話が鳴り。



"どういうこと!?ベリーヒルズ!?嘘でしょ!?"



開口一番甲高い声が耳に響いた。


どういうことか聞きたいのは私の方だ。


そう思いながらも興奮している里奈をどうにか宥め、直接聞く!という里奈と仕事がお休みの今日、一緒にランチしていた。


久し振りにベリーヒルズビレッジから飛び出して、電車で三十分程のところにある私達が通っていた製菓専門学校の横、学生時代よく通っていたカフェでサンドイッチを食べた。


そして食後に抹茶ラテを飲みながら一息吐いていると里奈が待ちくたびれたと言わんばかりに私の説明を求めて。


一から説明する羽目になったのだった。