QUALIA ー最強総長×家出少女ー
幹部集会
☆☆☆

「何か勘違いしているようだが…」

ルナの一言で、意識が今に引き戻された。

ルナはベッドから立ち上がる。

そうだ。私は青酸カリを飲んだはず。あの量なら、今生きているはずがない。

「俺は吐きまくるお前の看病に疲れて眠っていただけだ。服も看病のために着替えさせた。ガキの癖に酒なんか飲むからこうなるんだよ」

ルナはクローゼットから黒いシャツを取り出して羽織る。

熱が顔に上がり、熱くなる。

ガキの体には興味ない、とでも言われた気がした。

「それは、すごく申し訳なかった、けど…」

そもそもなんで私、生きてるんだろう?

「中身をすり替えた。お前が将冴と話してる隙にな」
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