どうしようもなく好きだと思う。
そして、その相手に「好きでいいか」と聞かれる。

響はこの瞬間、一生忘れないと思った。

どんな事がこれからあっても、今を忘れられるはずがない。

せつなくて、嬉しくて、離したくなくて、もっともっと、一緒にいたい。

ドキドキしていて、丸ごと溢れた心が全部、謙太郎に向かって流れて、誰にも止められないと思った。
謙太郎の感じている、怖さ、遠慮、迷い、全部私がどうにでもしてやる!と強く思った。

謙太郎はレンに言われたように、9時に出て響を送った。
手を繋いでキスした。
門で別れる時辛かった。
身が切られるみたいに。