デートの日を境に私の生活は大きく変わった。
 一年の時の球技大会の出来事は、実は後から失敗だったかなって思った記憶がある。あの時はあまりに理不尽だと思ったから口出ししたんだけど、言い出しっぺの女の子にすごい目でにらまれたから。隣のクラスの子でよかったーって。
 でもその私を見て、さっちゃんは友達なろうって思ってくれたんだ。
 地味に誰にも目をつけられないようにしてた一年生の頃はいじめられたりはしなかったけど、特別仲のいい友達はできなかった。それなのに私らしい行動をとった事がきっかけで本当の友達ができたんだ。
 そのことが私の中の何かを変えた。
 まず、学校でメガネをするのはやめにした。
 髪型も、家にいるときみたいにポニーテールをしていくことにした。
 バレエのレッスンの時は長い髪をシニョンでまとめるのがマナーだから、学校からそのままレッスンへ行くときは実はこうしているのが便利なんだ。
 つまり地味に目立たないようにってそればかりを考えるのはやめたってこと。
 さっちゃんとはますます仲がよくなった。
 バレエのことを隠す必要がないから、放課後は時々一緒にクリスタルロードへ行ってレッスンが始まるまでの時間をおしゃべりをしたり、ショッピングをしたりして過ごすようになった。
 学校へ行くのが楽しいなんて、何年ぶりだろう。さっちゃんと一緒に選んだお気に入りのシュシュをポニーテールにつけて通う毎日は、夢のように楽しかった。