私達には、関わらないで!!
5章

···再会


車の中で、
今、悠真は病院にいると
陽真君に言われた。

車の中で陽真さんに
「私は年下ですから
さんではなく君で呼んで頂けませんか?」
と、お願いされて
緊張していた私は思わず笑ってしまい
「わかりました。」と、答えた。

病院に着くと
陽真君は、回りを見てから
私に、「どうぞ」
と、言って後部座席のドアを
開けてくれた。

病院の入り口には、男性が居て
私が警戒すると
「この人は、味方です。」
と、陽真君に言われて
私は頭を下げた。

男性も無言で頭を下げてくれた
優しい顔をしている。

それから、三人で院内に入り
エレベーターで上へと上がり
特別室と書いてある部屋の前にきた。

陽真君は、コンコンと
ノックをしてから先に一人で入り
直ぐに私を招きいれた。

病室に入り、見回すと
特別室だけあり
冷蔵庫やシャワー、トイレ
ソファー、キッチンまである。

ベッドの上の人に目を向けるが
見えない。
悠真が寝ているのだろうが·····

陽真君と男性は、私の動向を見ている。

ベッドに近づき
ベッドの上に眠る人をみて·······

······言葉が···出なかっ·····た·····

彼の頬に手を伸ばすが·····

手は····指は·····ふるえ

近づく····事が···できず·······

意を決して手をのばすが
今度は、涙で前が見えない

彼は····悠真は·····

 それほどまでに····

  ······変わって····いた。

頬骨は、浮きでて
頬は、こけ
目の下の隈は
いつからなのかと
思わせるほどにどす黒く
眉間には寝ていても縦に皺がより
顎も尖っている。

どうしたの?

何が、あったの?

あなたも苦しんだの?

色んな事が頭を回る。

「ユウ····マ····」
と、声が·····漏れ·····る

彼の頬を少し撫でる
ゴツゴツと指に骨があたる。
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