理伯父さんから伯父さんの家へと
案内された。

伯父さんの家は、
レストランの裏で
可愛くてお洒落な家だった。

伯父さんは、私を部屋へと
案内してくれて
「俺は、店に戻るが
芽依は、風呂に入って
ゆっくりしろ。」
と、言うと家を出て行った。

芽依の部屋と言うのは、
ベッドとテーブルがあり
壁際にクローゼットがあり
出窓が広くて景色も良かった。

荷物を置いて
ベッドに横になると
疲れからか、安心したからか
眠ってしまった。

「芽依、風邪ひくぞ。」
と、伯父さんに
「あっ、すみません。
     お帰りなさい。」
と、言うと
「芽依が疲れてなければ
     少し話さないか?」
と、言われたから
頷いて、伯父さんの後に着いていく。

ついた先は、リビングとダイニング
キッチンとなっていて
ダイニングテーブルには、
料理が並んでいた。
食事を取りながら
色々話した。

取り敢えず、明日は
市役所に行き保険証を作って病院へ。

体調が良いときは
レストランを手伝う
土日だけだが·····

後は、伯父さんの家で家事をする
「ゆっくりとな」
と、伯父さん。

私は、伯父さんに
経緯を簡単に話した。

伯父さんは、怒ってくれたが
父にも怒っていた。
「兄さんは、融通が利かない時がある。」と。
「伯父さんとお父さんは
仲がわるいの?」と、訊くと
「男二人の兄弟だから
女同士みたいにベタベタはしてないが、
それなりに仲は良かったと。
だが、俺達の両親は二人とも
教師で、兄貴は当然の様に
教師へと進んだ。
だが、俺は、母と一緒に
料理をするのが好きで。
料理にはまって行ったんだ。
だが、そんな俺を兄は、怒ってな。
当時彼女だった姉さんが
そんな兄を宥めてくれたんだ。

だから、俺は家を出てバイトをしながら
料理学校に通ったんだ。

この店でバイトをしていて
オーナーから
ここを譲り受けた。
家は、オーナーの家を
リフォームしたんだ。」

と、伯父さんは話してくれた。

父とは、それ以来
疎遠だから
芽依がここにいるとは
思ってもいないはず
だから、心配しないで
今後をゆっくり考えろ
と、言ってくれた。

私は、次の日に
市役所に行き
保険証を作成して
産婦人科に行った。

エコーには、
赤ちゃんの心臓が
トクン・トクンと音を立ていた。

産みたい! そう思った。

先生から
「まもなく4ヶ月になります。
いかがされますか?」
と、言われて
「先生、私はシングルですが
産みたいと思っています。」
と、言うと
先生は、にっこり笑って
「わかりました。
一緒に頑張りましょうね。」
と、言ってくれた。

おじいちゃん先生だが
優しくて温かい先生だ。
看護師さんたちも優しい。