愛は惜しみなく与う【番外編】
トラブルは突然
パチクリ

目覚めた

あれ、あたし昨日どうやって寝たっけ。
昨晩の寝る間際の記憶がないけど、ちゃんと着替えて風呂入って…寝たみたい。


……うわ

思い出した


自分の着ている寝巻きをみて少し顔が熱くなる。


「何が泉の匂いするもん、じゃ」


眠たくて、そして夜の出来事がほんまか不安で口走った。
乙女みたいなことゆーてんなって。


…うん。でも言いたくなるよ


自分が恋をしたらこんな風になるとは思わへんかった。
元々色々なことに素直な性格をしているから、我ながら好き!とかなんか触れたい!思ったら、実行してしまって怖い。


でも
びっくりしたけど、全然嫌ちゃうかったな


ま、何してるか分からんかったけどさ。

正直、今まで生きてきて、キスって何回かされたことあったし、自分が防げずってことが多いけど…

サトルとかな?何回もされたし。まだ若い時も、他のチームでメンバーが捕まって、なんかキスしたら手出さんとか言われて、時間稼ぎと気を逸らすためにしたこともある。


唇と唇くっつけて、何がええねんって思ってた。こんなんで相手が気を逸らすなら…隙ができるなら、どうってことなかった。
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