「きゃっ!ちょっと待って……!だ、誰か助けてぇ……!!」



 ある日の夜、ひっくたりに合ったあたし。
 カバンを掴んで離さまいと抵抗したけど、自転車に引きずられてしまい、膝を大怪我してしまった。





 「おい待て!!警察だ!!止まれ……!!」
 

 そこに来てくれたのは、スーツを着て同じく自転車で走って追いかける警察官の男性だった。






 「大丈夫ですか!?」

 「は、はい……」

 「大変だ。怪我してる!!すぐに病院へ行きましょう」

 「いえ、だ、大丈夫です……ただのかすり傷ですから」

 「ダメです。さ、病院へ行きましょう。わたしが着いていきますから」

 「……はい」




 その日をきっかけに、あたしは警察官の彼に、恋をした。
 だけど警察官は、とても危険な仕事で……。





 「俺は警察官です。警察官は、とても危険な仕事です。……もしかしたら、いつか死ぬかもしれない。そのくらい、とても危険な仕事なんです」

 

 だけどあたしは、それでも彼のことが好きで。




 「それでもいいです。それでも、あたしはあなたのことが好きなんです」

 そんな仕事に真面目な彼に、本気で恋をしている。

 でもなぜかあたしは、たびたび事件に巻き込まれてしまったりして……!?



 警察官の彼と一般市民であるあたしの、儚く切ない恋愛白書物語。


 
 
 捜査一課で事件を追う刑事
 川畑裕太【かわばたゆうた】30歳
 ✕
 カフェで働く店員
 笹木若葉【ささきわかば】29歳


 

2020/11/25 スタート☆
2020/12/22 エンド☆



裕太くんside多めで編成しています!
 


ラストに二人にとんだ大ピンチが訪れる!?
だけど最後はハッピーエンド?


本日完結致しました!

総合ランキング入りさせていただきました。
ありがとうございました。
 

あらすじ

 ある日の夜、自転車に乗った男にカバンをひったくられた。
 カバンを奪われまいと掴んでいたのだけど、自転車に乗った男に引きずられてしまい、膝をケガしてしまった。 
  
 「おい待て!!警察だ!!止まれ……!!」
 
 そこに来てくれたのは、スーツを着て同じく自転車で走って追いかける警察官の男性だった。

 そんな彼に、あたしは恋をしてしまった。

 警察官の彼とあたしの、恋愛白書物語。

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