【完結】警察官な彼と危険な恋愛白書

side裕太



 「川畑、お前今日用事あるんだろ?」

 「ああ、ちょっと人と会う約束をしてる」

 「そうか」

 「悪いんだけど、事件の進捗が合ったら俺に連絡してくれるか?」

 「ああ、分かった。俺はこの後、被害者から話を聞いてくる」

 「ああ、済まない。よろしく頼むよ。俺も用事が済んだらすぐそっちに行く」
  
 「ああ、分かった」

 「じゃあ、後は任せたぞ山崎!」

 「了解!任された」

 俺は笹木さんと会うため、待ち合わせの場所へと向かい、山崎は事件の捜査のため署を出た。





 
  
 「笹木さん!」

 「あ、刑事さん……」

 「自分から誘ったのに、遅れて済まない」

 「いえ、あたしも今来た所ですから」

 「そう?じゃあ、行こうか」

 「はい。……でも、いいんですか?」

 「ん?何がだい?」

 「隣町の空き家で、遺体が見つかったんですよね?さっきニュースでやってましたけど……」

 「ああ」



 
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