俺の可愛い彼女の話とか、聞くしかないでしょ?
良い友達の話
夏月side
「なっつん!お久〜!」
「あ、陸…」
夏休みも明けて、半日授業も最終日。
帰ろうとしてる私の前に現れたのは陸
あの、えぇっと…前にも言ってたしょー君と同じ事務所で私と同じ学校の違う学科っていうつながりのある人物
「だからいつも言ってるけどさ、大声で呼ばんとって。陸の声めちゃくちゃ注目浴びるから、」
「あー、ごめんごめん笑」
クラスは違っても、こうやって中学の時と変わらず話しかけに来てくれるから嬉しいんやけど、
アイドルと2人で喋ってるってだけで目立つのはちょっと…笑
「どしたん?」
「せやせや、今度俺らのグループで映画するから
チケット渡しに来てん!はいっ」
「え、すごいやん!おめでとう!
…2枚ってことは2回来いって言われてる?笑」
「ちゃうわ!
彼氏とでも来てくれればなぁっと思いまして」