三年ではクラス替えがない。
 今年のクラス委員は、昨年の学園祭の時に中心になってくれたおシャレな外部生たちが立候補してくれ、満場一致で彼らに決まった。
 私も二階堂くんもベストになり、詩歌ちゃんも文化部長になったためクラス役員ができなかったのだ。しかし、文化祭以降団結力の強くなった私たちのクラスなら問題ない。

 五月の中間テストが終わり、三者面談も受けた。今の成績のままであれば、第一志望の芙蓉学院大学部の希望学部に進学できそうだ。これで一安心だ。
 お母様は塾を辞めてもいいんじゃない?と言われたが、このまま続けることにした。万が一、没落した場合に備えて国立大学を受験しておこうと思っているのだ。
 これから先だって人生何があるかはわからない。経験者だけに実感がある。準備をしておいて損はない。

 綱は当然進学については問題ない。第一志望にも手が届いているらしい。ただ、学院や塾からも難関校の受験をする様に促されているようで、複数校受けるのだという。受けるからには受かりたい、綱はシレっと言っていた。