今日は芙蓉会主催の新歓パーティーである。
 氷川くんを中心に頑張って企画してきたパーティーだ。
 芙蓉会OBを招待し、食事を手配、会場を整え、いざ当日である。

 きっと一年生たちは、緊張した面持ちで高等部芙蓉館の入り口に並んでいるだろう。
 私もついこの間のように思い出せる。
 大きなドアの内側には高等部芙蓉会並びにOBたちが並んで入場を待っている。新しい仲間を迎え入れる方は余裕もあり、楽しみでもあった。

 修吾くんと彰仁がホールのドアを開けて、一年生の先頭に立ち入ってくる。
 目があったら軽く会釈された。
 修吾くんは無事高等部に進学してきたようで、私も一安心だ。
 テニス界で邁進している彼にとっては、芙蓉学院高等部へ進学する必要はないかもしれないのに、律儀に私との約束を守ってくれたのだ。

 緊張と昂揚でキョロキョロとする一年生たち。それがなんともほほえましい。パチパチと拍手で迎える。