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俺はアル
私はエル

アルがお兄ちゃんで私は妹



私達は

実の母親に殺された


貧しかったんだ。私たちの家族は。


まだ2人でいっぱいしたい事があったのに。言ってみたい場所もいっぱいあったのに。


後悔ばかり。


そして気がつけばここに居た


暗くて寒い森に
ジトジトしていて、1秒でも早くこの場所から離れたい。そう思わさせる場所だった


「エル?」
「アル、どうしよう」


私達は死んだはずだ。お母さんにアルが殺されて、その後に私も殺された。
お母さんは泣いていた


「もしかして死後の世界か?」
「まさか…でも私達…」




「「まだ一緒に世界を感じれる!」」


もっと色々な事がしたい。色々なものに触れてみたい。私達はそう願った

だから…こうやって…死んでもなお、2人で何かを感じれることに喜びを覚えた。


だって死んだら何も感じないと思っていたから。

そして何日かして気づく。


ここには同じように無念の死を遂げた者達がいると。

でも私達のように姿があるものはいなかった。

魂だけが彷徨っている。そんな感じの場所。あらゆる方向から苦しみや後悔の声が聞こえる。