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産声を上げた瞬間
この世の終わりを感じた

産み落としてくれた母親に抱かれることもなく



生ぬるい赤い血の中で、生きるために泣いた



何が起こっているか教えてくれる人はいない



私の周りで生きている人はいない



殺され続ける日々



死ねないのはなんでだろう



毎日、目が覚めたその瞬間から、周りの人が殺されて辺りは血だらけになる



そして最後に私も殺される



なのに



死ねないのは、この力のせい?



殺される日々が繰り返される
何度殺されただろうか



毎日同じ



その中でも人というのは学習をする



周りの人が死んでしまう前に力を使ってあげたいのに



自分にしか使えないこの忌々しい力



使いたくないのに、自分だけを守ろうとする力



死にたい

死なせてくれない



私を毎日笑顔で殺す男は、いつも笑っていた



何度も何度も



そして周りで殺されてしまう人達が、家族というものだと知らされた



同じ血の通う人間


わたしの…家族