許す事ができるの?
4️⃣※※現在①

···赴任···恵


明日は、父と母のお墓参りに行く。

私は、元いた学校から
依頼を頂いてそちらへ赴任する事に。

あの当時、教頭先生だった
石川先生が校長先生になられて
私を呼んでくれたのだ。

📌今は、教育委員会が決めるそうです。
申し訳ありません。Mamo📌

石川先生には、お世話になった
経緯もあり快諾をした。

もちろん、咲茉に相談もした。

明るくて、誰からも好かれる
咲茉は、友達も多かったが
咲茉は、
「ママと一緒なら、どこでも良い。」
と、言ってくれた。

「お父さん、お母さん。
向こうでも頑張ってくるからね。」
と、両親のお墓に花を供えて
咲茉と手を合わせる。

五年いると荷物も増え
引っ越しも大変だったが
ご近所のおじいちゃんやおばあちゃんが
助けてくれた。

咲茉の赤ちゃんの時の服は、
綺麗な物だけ寄付させて
もらった。

今回は、2LDKのマンションで
セキュリティもしっかりしている
所に決めた。
咲茉と二人、女家族だから。

咲茉の通う小学校と
私が勤める中学校の近くに決めた。

校区内だからか近所に
公園やスーパー
ドラッグストア、病院もある。

今日は、咲茉のランドセルと
勉強机を買いに出掛けた。

咲茉は、
パープルのランドセルに決め、
勉強机は、女の子らしい物でなく
使いがってが良くて
ずっと使える物を選んだ。

私は、お店に連れて行くだけで
本人が気にいる物を選ばせた。
「気に入るものがない。」
と、言われたら次のお店へ。

だが、案外早くきまり
配送をお願いして
昼食を食べようと
レストランに寄り
出た所で彼にあった。

「恵?」
呼ばれた声に振り向くと
律が、あの人と立っていた。

咲茉に、
「どうしたの?」と、訊かれて
「なんでもないよ。」と笑って見せて
二度と関わらないように
言われているはずよね
と、思いながら
その思いを目にして
律を一度だけ見て
軽く頭を下げ
咲茉と歩く。

いつか、咲茉にも聞いて貰おう
と、思いながら家路を急いだ。
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