許す事ができるの?

···三人の生活は?


「お父さん、早く。
お母さん、待ってるよ。」
「あっ、待って。
咲茉、戸締まりした?
恵の荷物は?」
「持ったよ。
戸締まりもしたよ。」
「ありがとう。
ごめん、さあ、行こうか。」
「うん、行こう、行こう。」

車に乗り込み、着いた先は。

「お母さん、来たよ。」
「咲茉、家は大丈夫?」
「うん。昨日はお父さんと二人で
ご飯作ったよ。」
「そう。ごめんね。」
「楽しいよ。ねえ、咲茉。」
「陽史も、ごめんね。」
「「恵が、お母さんが、
謝る必要ないよ。」」
「うふふっ、二人って、似てるよね。」
と、恵が言うと
二人は、顔を見合わせて笑っていた。

何日かは、お義母さんが
家の事をやってくれたみたいだが。

私と陽史は、一緒に暮らし始めて
翌年に入籍をした。

陽史が、どうしてもと言って
恵は、ウェディングドレスと
白無垢を着た。
咲茉は、大喜びで
陽史は、終始鼻の下が伸びていて
弟の耕史から笑われていた。

神父様の前で
愛を誓い
陽史の家族にお祝いして
貰いながら、沢山写真をとった。
菫さんが、また、ウェディングドレスを
着たいと言い出して
耕史さんがあたふたしていた。

お義父さんから
土地を頂いて家も建てた。

「皆、近くにいて欲しい。」
と、言うお義母さんの願いで。

そんな日々の中で
私の妊娠が解り
陽史も咲茉も大喜び

まして、
菫さんも妊娠が解り、
二人で産婦人科に通う
日々を過ごした。

私には、男の子で
誠史(せいじ)君。

菫さんは、女の子で
亜璃西(ありす)ちゃん。

二人とも母子共々元気。

私は、今日退院で。

菫さんは、明日退院。


今、誠史は、退院の診察に
行っている。
「お母さん、誠史君
異常なしです。」
「ありがとうございます。」
と、お礼を言うと
「本当に、妻と息子がお世話に
なりました。」
と、陽史。
「せいちゃん、帰ろう。」
と、咲茉。
陽史が誠史を抱いて
咲茉と菫さんの病室により
先に帰る事を伝えた。

家に着いて
ホッとしていると
« ピンポーン »

「あっ、おばあちゃま。」
「すみません、由紀子さん。」
「咲茉、陽史さん、恵ちゃん
おめでとう。」
「お義母さん、すみません。」
「いいの。スッゴく嬉しかったから。」

菫さんは、初の子供だから
陽史のお母さんが着いてあげた方が
良いと思っていたら
陽史が由紀子さんに連絡すると
言い出して。
でも、良かった
お義母さんが嬉しそうで。

お義母さんから、あちらの奥様と
仲良しにしてる話は
聞いていたが·····

産婦人科病院にも
矢野先生と田辺先生
健さん、靖さんが来てくれた。

矢野先生と田辺先生は、
あの後からお付き合いを
しているとの事。

うふふと、嬉しい。
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