看取り愛~あなたの子は大切に育てます~

3カ月

毎日、陶芸を作り続ける日々。
3カ月一緒に暮らし、ふたりに変化がみられた。

まずは会話だ。
最初の頃は、果歩が聞いた事に涼太朗が答えるだけだったが、涼太朗から話し掛ける事が出てきた。他愛もない会話だが、ふたりでの生活にはかなりの進歩と言えるだろう。特に、人見知りの涼太朗にとっては、母や尚子以外では初めて気を許せる女性と出会ったのだ。果歩の人柄なのだろう。

体調面では、少し悪化しているのだろう。
朝晩、咳がよく出る。そして、食欲が落ちてきている。果歩は、少しでも栄養を摂れる様にと日々気をつけている。

最初の頃より、少し起きてくるのが遅くなった朝の時間。涼太朗の起きてきた時間に合わせ食事を温めなおす。

「おはよう」

「おはようございます。朝食の準備をしますが、食べれそうですか?」

「ありがとう。少し胃が痛いような…」

「じゃあ、雑炊にしますね」

「ああ。助かる」




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