恋愛日和〜甘々とSに悩まされています!〜
あんな事があって…悠に話すのもなんか違うって言えずにいた。
昨日こと…言わなきゃダメだよね……あんなに応援してくれてるのに……


「仁梨、今日めっちゃ体調悪そうに見えるよ」


「悠、ね、もし、もしさ……私が相原先生と付き合うって言ったらやめろって言う?」


「あんたあたしの話聞いてなかった?
やめろなんて言わないよ……辛い時はちゃんと慰めるし…あたしだって好きになったら止められない人だからさ。」


「そーだよね……うん。昨日そーいうことになったの。相原先生……が私の彼氏…」


「ま、お互い好きなら仕方ないね。
あたしの恋応援してくれたんだから次あんたの番だよ。もう実習終わるよね、どーすんの。」


「そんなの、向こうが勝手に決めてくると思う。
昨日だっていきなり家来たし……てか家覚えてたし…」


……悠もビックリするくらい。当の本人は、お構い無しにほかの女子生徒に笑顔振りまいちゃって。あと3日…話してやんない……。
あっという間に過ぎるもんだもん。私は今まで通り授業に集中するだけ。相原先生が先生じゃなくなるのか……


なんて、考えてたら回ってきた相原先生に教科書で叩かれた…


ペシッ

「上の空過ぎ…体調でも悪いのか?」


「体調悪かったらこんなことしちゃダメですよ?
……大丈夫です。気にしなくても」


ほかの女子みたいに…なることは一切出来ない
1日全く話さないのは今までと同じなのになんで、何度もメッセージ来てるか確認しちゃうの?
夜も、部屋でずっとスマホと睨めっこ。
こんなの初めてだよ、、、


考えすぎなのかもしれないけど
誰のせいでこんなになってるのか考えて欲しい。
気づいたら…実習最終日。
この3日…1度もメッセージも電話も…校内で話すことも……無かったな……。


「仁梨、あんた寝てるの?…この3日どんどん顔色悪くなってってるけど?」


「考えすぎかな〜悠。
うちね、なんでこんなにあの人で悩まなきゃ行けないの?向こうから告白とか…一緒にいろだの、連絡してこいだの……色々言ってくるくせに…向こうからは何も無いんだよ……。」


「考えすぎ。今日最終日で忙しいだけだよ。
終わったらデートでもしてもらえ。」


「…そ、だね。」


「ほら、最後の数学頑張れ仁梨!」

……頑張ってみるか。気力のない私は
授業が始まってすぐ……意識を失った。
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