恋愛日和〜甘々とSに悩まされています!〜
「なんか、先生って呼ばれるの慣れないから……他の形で呼んでよ。
それと、君の名前やっとわかって俺は嬉しい。」


相原先生は、先生ってつけられるのは少し抵抗があるとの事、だからってなんて呼んでいいものか。
先生が、ある提案をしてきた。
私は、絶対言えない……と否定をした。


「教室とか授業はもちろん、先生でいいかもだけど……まだ、俺実習生だからな。歳上だし呼びづらいのも分かるが怜也さん。とか名前で呼んで?」


……だから、無理だと……私は無理だと話したばかりなのに。
半ば強引的に、名前で呼ぶ話に。


「先生……?一応…学校です。」


「知ってるよ、だから校外でも君と話がしたい。」



……え?
先生は、これで連絡取ろうって連絡先を私に渡した。前に1回だけ会った私とだよ?


「あ、じゃ……俺は職員室戻らなきゃだから
また明日学校で。じゃ、気をつけて帰ってな!」


私は教室で、ぼーっと連絡先が書かれた紙を見つめる。色んなことが一気に起きすぎたせいか頭が追いつかない。
これは、悠に相談するべきか、1人で誰にも教えない方がいい話なのか……すごく悩む。


考え事してると、忘れ物を取りに来たのか
悠が教室へ入ってくる。


「あれ、仁梨?帰らないの?」


「あー、いや……ちょっと。」


「何、気になる。あたしと、仁梨の仲なんだから教えて?話せる範囲でいいからさ。」


うん、悠だけなら相談に乗ってくれると思うから
あのね、そう切り出して悠に話をした。


「中学の話は聞いてたけど、まさか相原先生と前に会ったことあるなんてね。いーなーカッコイイじゃん?相原先生。
で、この連絡先はどーするの?」


「誰かに拾われても困るから、ちゃんと自分で持ってるよ。見えないところにしまっとく。」


「でも、渡してくるってことと、覚えててくれたのは少なからず仁梨と仲良くなりたいんじゃない?
仁梨、すごい可愛いからさ。」


可愛いかどうかは別としても、仲良くなりたいと思っているとしたら嬉しい限りだ。
悠が登録して、連絡するのみ!なんて言ってたけど当分
私からは連絡出来ないかもしれない。家で保管しよう…学校の生徒にバレても困るから。
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