恋愛日和〜甘々とSに悩まされています!〜
教室に戻る、心配そうに悠が私を見る。



「仁梨?」


「悠〜……どうしよ」


「何、なんかあった?」

「……ん、えっとぉ……」


さすがに、言えない……告白は言えない…。
悠はなにか察したのか。いい、言わんでって言って肩を抱えた。


「仁梨は別に悪くないけど
変な関係にはならんでね?あたし、さすがになんも出来ないから。」


……これからどうなるんだろうって思いながら席に着く。
そして、授業の準備して気づく、あ…相原先生に会うじゃん。しかも自分の席は後ろ…先生後ろにいるんだよね、、、
気まづい…って思ってたらガラガラと、ドアが開いて入ってくる。


授業の終わりも、気が気じゃない。
あんなことがあった直後だ。……気まづいに決まってる。


「仁梨〜移動教室でしょ、行くよ〜」


「うん、待って〜」


悠、ナイス……


廊下で悠が先生と気まづくなるなんてほんとしんどいねぇって。


「悠?……ごめんね、巻き込んでる。」


「いーの、仁梨が悲しい思いさせたら許さんって思ってるから。」


「今は、悲しいより…ちょっと怒ってるんだよね。先生、かなりチャラいなぁなんて勝手に思ってる」


たった数日。
そう、それだけなんだ……だから好きになんてなっちゃいけない!!!
…あんなに優しくされても、あんなふうに告白されても私は…好きになんかならない……。
チャラい人だから嫌い……それは私が相原先生を好きにならないための呪文みたいなもの。



「仁梨?…頭の中、相原先生でいっぱいでしょ。」



突然、悠に言われた。
たしかに、考えちゃうけど……

「んなわけないでしょー?何言ってんの〜」


「仁梨、嘘つくの下手。

初めて相原先生に会った時から…好きなんでしょ
まぁ仁梨のことだから強引に言われて嫌いになろうとしたけど…余計に考えちゃうとかそういうことでしょ。」


「悠……もう自分がわからないよ、、」


「先生がうちの学校に実習こなきゃ良かったね?
仁梨が悲しい思いしなかったのに。
先生として会わなかったら良かったね。」


悠は私を連れて屋上に。
ぎゅって抱きしめてくれて慰めてくれる。
先生が、教師を目指さなければ
再会できなかったけど、苦しくなんかならなかった。
連絡先なんて貰わなければ……苦しくならないのに…
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