王家に疎まれ家が没落したルネリアは平民へと落ちてしまう。
仕事を探すルネリアだが、
王家に疎まれる家の娘を雇おうとする者は
一人もいなかった。
しかしあるとき東の果てに住むメアロード侯爵から
侍女としての求人が届く。
それはルネリアを示しているとしか思えない条件で、
彼女は早速メアロード領へ向かうが、
そこで当主からかけられた眼差しは酷く冷たいものであった。
が、
当主の言葉と行動は、態度とは裏腹に
ルネリアを甘やかし溺愛するような過保護なもので……。
「お前に親切にしてもらう価値など、私にはないんだ」
さらにルネリアは、侯爵と交流していくうちに
彼の悲しい秘密を知って――。
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