桜の木の下で最悪な失恋をした夜…
私は、副社長であり、外資系保険会社の御曹司であるあなたに出会った。
名前は「紅月 麗央(あかつき れお)」
高身長でスラッと足が長い、まるでモデルみたいな完璧なスタイル。
綺麗で整った顔、セクシーな声…
そんな、素敵過ぎるあなたが奏でるバイオリンの美しい音色に、思わず涙がこぼれる。
『俺を…紅月じゃなく、麗央って呼ぶこと。な、簡単だろ?』
そんなこと言われても、初対面なんだよ…私達。
『綺麗…だ。桜桃羽の全てをさらけ出して…俺に見せて。君にどれほど魅力があるか、嫌と言う程思い知らせてあげるから』
私…
綺麗なんかじゃないよ…
『恥ずかしがってる桜桃羽(おとは)の顔を見てたら、もっと…意地悪したくなる』
そんな甘い言葉ばかり重ねられて、私は…
もう、どうなってもいいとさえ思った。
仕事、趣味、そして…再会。
激しい嫉妬に悩んだり、自分の想いに答えを出せない日々…
それでも…
私は…
明るい未来を信じて、前に進みたい。
ねえ、教えて。
本当の真実の愛は…
いったい、どこにあるの?
みやのもりさん様
素敵すぎるレビューに私が泣きました。
書いていて良かったと思いました。
これからも頑張ります、ありがとうございました。
目次
- バイオリンが結ぶ夜
- 激しさと優しさに酔いしれて
- 頼りになる先輩の過去と私の未来
- 陶芸の魅力と先生と嫉妬
- 偶然の再会は波乱の予感
- 切ないくらいに愛おしい
- 2人きりの大切な時間
- 懐かしい思い出に浸る夜
- 他の誰かじゃなくあなたを~工藤side~
- 親子の絆がつなぐもの
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