時間切れ
発覚


「親父! こんなとこで、何やってんの?」

「え! 陸! お前こそ、なんでいるんだ!」

陸は、スマホの動画を撮り始めた

「俺は、これから、塾! ここ近道だから。
それより、出張先がラブホとはね〜。
今日は、のぞみの法事だったのに…
信じられないわ! じゃあ!」

陸は、その場から駅の方へ 駆け出して行った。

「オイ! 陸! 待て!オイ!」

「慎一さん、今の息子さん? マズイよね。
どうする?
私は、慎一さんと結婚したい!
慎一さんも同じ気持ちでしょう? ねぇ〜」

「美穂、今日はマズイ。 
また 連絡するから今日は家に帰るわ。」

「うん。わかった。」

慎一は、頭の中が真っ白になっていた。

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