時間切れ
2人の生活

陸と2人の生活がスタートした。

私も2ヶ月間は試用期間となっているので、定時にあがらせていただいているし一也の弁当も作っている。
夜、一也が弁当箱を返しに来るので夕飯も食べるようになった。
いつもタダ飯を食べるのは忍びないと言って一也からじゃあ夕飯も作って欲しいと依頼され、食事代として5万円を渡された。

陸は、一也が毎日のように顔を出すから勉強でわからないところを聞けると喜んでいる。

一也は時々、急ぎの案件があったり夜の打ち合わせ等を除いては我が家で夕飯を食べているし、
土日は家庭教師を続けてくれていたので弘美のいない寂しさが薄れていた。
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