時間切れ

⬜︎⬜︎店


⬜︎⬜︎店に異動になった慎一。

職場の話しも夕飯時にするようになったり、陸に学校の事を聞いたりしてやる気が出た様子だった。

私も、陸が小学生になったので、水道設備会社のパート事務で働き始めた。

お義母さんも、変わらず近所のクリニックで働いている。

結婚してから誕生日のプレゼントなんかくれた事がない慎一から、

「ちょっと早いけど、誕生日のプレゼント。
家の事、任せっぱなしですまないなぁ。
感謝してます。ありがとう典子。 ハイ」

「え? ありがとう。何かな?」

それは、ダイヤのネックレスだった。
女の勘だが、また何かあるなぁと思った。

< 29 / 454 >

この作品をシェア

pagetop