時間切れ

署名捺印

18時ちょうどに呼び鈴が鳴。
弘美の案内で典子と篠原弁護士が、リビングに入ってきた。

「慎一! こちらは、のりちゃんの弁護と私の案件を頼んだ弁護士の篠原 一也さん。
先生、こちらは息子の慎一です。
ヨロシクお願いします。」

「はじめまして。 早川さん。
弁護士の篠原 一也と申します。」

「ふん。 母さんも典子も大袈裟なんだよ!
何が弁護士だ! 俺は離婚しないからな!」

「まぁまぁ、慎一。 落ち着いてよ!
先生、私からでも良いですか?」

「いいえ、典子さんからが良いと思います。」

「はい。わかりました。」


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