「俺がいれば他に誰もいらないって言わせてみせる」「いつの間にか他の人に髪に触られるの、ヤになっちゃって」――いい年して生活スキルの低い魔女と、思春期こじらせ使い魔が、なるべく引きこもって平穏に暮らそうと頑張りながら、いい感じに仲良くなっていくお話。→→→都会の片隅で暮らすレネーは魔女。超絶面倒くさがりやなのだが、長い髪は魔力を取り込むため、念入りにケアしなくてはならない。「美容院? 予約取るのが面倒くさいし行くのが面倒くさいし美容師としゃべるのが(以下略)」。そんな彼女はある日、怪我をした少年を拾った。行くあてがない彼は、置いてもらう代わりにレネーの髪の手入れをふくめ、面倒ごとを引き受けるという。しかも狼に変身でき、使い魔役も果たせるとか。「ワケアリっぽいけど全然オッケ、採用!」※改稿して別名義で、小説家になろうさんとカクヨムさんにも掲載
目次
- 1 長い髪は面倒だからショートにしたい 前編
- 2 長い髪は面倒だからショートにしたい 後編
- 3 行けたら行くわー(そして行かない) 前編
- 4 行けたら行くわー(そして行かない) 後編
- 5 引きこもりは世間に疎い
- 6 使い魔募集(未経験OK・報酬応相談) 前編
- 7 使い魔募集(未経験OK・報酬応相談) 後編
- 8 ご褒美があるなら、外出してもいい
- 9 髪は結うのももちろん面倒くさい
- 10 理由があるから彼女は帰る 前編
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