分岐点 ～幸せになるために
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頼太との 恋は 順調に続いた。
平日は 会えないけれど。
不安にならない程度に 連絡を取って。
週末は 必ず 一緒に過ごした。
たまに 意見が 食い違ったり。
言い合いもするけど。
その度に 新しい頼太を 発見して。
頼太に対する 理解が 深くなる。
だいたい 他愛もない 言い合いは
甘い刺激にしか ならないから。
そう言えば 毅彦とは 言い合いなんて しなかった。
言い合いしてまで 理解する必要が なかったから。
お互いに…
頼太は いつも 真っ直ぐに 私を見てくれる。
そして 私を 理解してくれる。
だから 離れていても
私は 守られていると思えた。
職場で 毅彦に会っても
心が 動かなくなって。
私は 完全に 毅彦を 吹っ切れた。
頼太のおかげで…
