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「セシリア・ローズベリー。ただ今をもって、私との婚約を解消する」



王太子殿下の婚約者となって約3年。

こうなることは、もうずっとずっと前からわかっていた。
殿下自身から、婚約者にと請われるよりずっと前から……

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グリージア王国に生まれたセシリア・ローズベリーは、10歳の誕生日プレゼントに、一目で気に入った水晶玉を買ってもらった。

水晶を見つめていた時、突然ある映像が流れ出した。それは、セシリアとして生まれる前、春宮さくらとして生きた一生だった。占いを得意としていた前世。セシリアは、現世でもまた占いの力を持っているかもしれないと感じていた。


その水晶がセシリアに見せたのは、残酷な未来。

グリージア王国の王太子、アルフレッド・グリージアとの婚約破棄。しかも、どうやらセシリアの有責で。



身に覚えのない罪に嘆き苦しみ……
自分の居場所をなくし……
自室で過ごす日々は、まるで幽閉されたようで……



って、私の言葉を信じ切れなかったアルフレッド殿下には、未練の欠片もないわ!!



水晶の導くまま向かった先は、人間と獣人が共存する隣国、サンミリガン王国との間にある緩衝地帯。グリージアでもサンミリガンでもない、どこの国にも属さない土地。


その森の奥にある、一軒の宿屋で占いの仕事を始めます!!
ついでに、国中に知れ渡っているであろうセシリアの名も捨てて、ライラ・ガーディアンとして。

いざ、再出発!!



占いお宿の獣人従業員とともにスタートした新生活は、とっても順調……なのか?




アルフレッド、公務はどうなさったんですか?暇なんですか?


〝様〟付けで呼ばれる、サンミリガンから来るあなたは誰ですか?しつこいですよ!!




なんだか当初の予定とは違ったけれど、森の奥の占いお宿は今日も賑やかです。










素敵なレビューをありがとうございます!!

りんだの本棚 様







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