白いジャージ ~先生と私~

先生の気持ち

『もう俺、限界。』


夜中の電話の先生の声は元気がない。


『そんなに忙しいの?大丈夫?』


『仕事じゃなくて、お前に会えないのが限界・・・』


先生は大人で、私よりずっと世の中の事・・わかってて・・


それなのに、そんな風に感じてくれるんだ。



私と同じように

寂しくて我慢できなくなったりするんだ。



『バレンタインは、会える?』


『おう!何がなんでも会いにいく。どっかで飯でも食おうな。』


先生との約束は私にパワーをくれるんだ。



バレンタインに手づくりチョコと、ベタだけど手編みのマフラーあげたい。


誰かの為に何かをしてると、幸せな気持ちになるんだ。





『先生、娘さんに次いつ会える?』


どうしてこんな質問をしてしまったのか自分でもわからない。


こんなことを聞いた自分を憎んだ。

後悔したのは、電話を切ってからだった。
< 309 / 480 >

この作品をシェア

pagetop