白いジャージ ~先生と私~
第23章

懐かしい香りを運ぶ風・・・


また新しい季節が訪れる。



春は、1年の中で1番好き。


だけど、切ない。



出会いと別れの春。



靴箱のそばの桜の木は、八分咲き。


今が1番綺麗なのかもしれない。



この高校に入って良かったと思うことは、たくさんあるけど、その内の一つがこの桜。


毎年、この桜に会える。
< 381 / 480 >

この作品をシェア

pagetop