あの日の約束
私と彼は、ある出会い系アプリで出会った。
彼からのDM。遊ぶ約束。沢山の会話。
最初は「アプリの出会いなんだから絶対付き合わな
いでしょ」って思ってんだよ笑

11月に初めてあって遊んだ日。私は今でも覚えて
るよ。カラオケ私に告白してきたの。すっごい勇気だなぁって尊敬してたよ笑 私がOKした時、こんな約束したの覚えてる?


「お互い、何がなんでも振らない。半年は付き合おう」
『2人の約束だよ』



お互い部活だったり課題だったりで遊べないって最初に言ってたからこそそんなに干渉はしなかった。できなかった。

私がメンヘラなの知ってたよね?言ってなかったのに。気づいてくれてなんも言わないで女の子遠ざけてくれてたよね…。でも、自然と一緒にいるのは男の子より女の子の方が多かったよね。
私が「女の子と居るより男の子といてよ」って言っ


でも、女の子といるのは変わらなかったよね。


多少は我慢できたよ?毎日好きって言ってくれたから。愛してるって言ってくれたから。ご飯美味しいって言ってくれたから。でも、不安が募ってのも確かだった。週1でさえ会えない。月に2回遊べたらいい方。私よりも友達、ゲーム、女の子、部活優先…。
「私が彼女でいる理由ってなに…?」って毎日思ってたよ。

不安だった。怖かった。嫌だった。振られたくなかった。だから2ヶ月間頑張った。振られないように。面倒臭いって思われないように。

でも…


貴方は結局自分を選んだね。

2/20の午前中。体調不良で学校サボった日。
貴方からのLINEが珍しく届いたね。


「ごめん、別れよう」
「好きかどうか分からなくなった。」


やっぱりなって思ったよ。何となくだけど感ずいてたよ。
それでもいい女になろうとしてた私は?ただの馬鹿だったの??


貴方からしてきた約束。自分で破ったね。なんでかな、絶望感は無いのに涙が溢れてくるよ…。

貰った服も、ネックレスも、ピアスも、香水も…
全部全部全部…。引き止めておく為の道具だったんだね。色んな人にあげてたんだよね。私だけが1番じゃなかった。何番目だったんだろ。新しい恋なんて当分探せないや。






貰ったものを全部捨てて、4月からの新生活。私は1人寂しく生きていく。



元彼へ。この小説を読んでいますか?私は貴方のせいでトラウマが増えました。これからは沢山の女の子と沢山遊んでやってください。せいぜい女の子達の中でいちばん私がいい女だった、もう1回やり直したいって思ってください。でも、貴方が手を伸ばす先には、もう私は居ません。大切な青春をありがとう。さようなら。


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