俺様幼馴染は素直になれない!
俺様男子にライバル!?
第四週目の月曜日
土日の休みを終えて、私は学校に向かった。
ガラッと自分のクラスのドアを開けると、
女子クラスメイト達が私を待っているかのように立って腕を組んでいた。
「……なにごと?」
私は首を傾げて、クラスメイト達を見据えた。
見据えたその先には、クラスの中で人気女子がいたのだ。
「…瑠翔くんの彼女になったんだって。結愛ちゃん」
クラスの中で人気女子から私に笑顔で言われたが、顔は笑っていなかった。
笑顔なのに顔笑っていないの怖いよ。
私は心の中で不敵な笑みを浮かべていた。
「……え?」
私は目を丸くした。
瑠翔と付き合うとは誰にも言っていないし、知っているのは私と瑠翔だけ。
じゃあ、なんでもうクラスに広まってるの。
クラスまでに広がっているということは、学年全体に広まっているに決まってる。
誰が広めた?
やはり瑠翔しかいない。
私は立ち尽くしていると、女子クラスメイトが目を一点にして、どこかを見つめていた。
それは、瑠翔が私の隣にいたのだ。