私と笹崎は付かず離れずのままよく会っていた。

私の部屋に上がることもあれば、笹崎の部屋に行ったりもした。
何もなかったけど、週末は咲良と笹崎と3人で会うことが定番になっていた。

そして会えば会うほど、友達のままの関係がもどかしくて、たまに触れたくて、でも怖くて、胸が苦しかった。

手を繋ぐこともないし、それっぽい言葉もない。

友達なんだけど、友達のままでいいのかな。

完全に笹崎に懐いている咲良の顔。

笹崎の中で、私たちは始まってる?
もう完全に友達?

それでも常に咲良と女二人で生きていく道をずっと探っていた。
笹崎がいなくても、私も咲良も幸せだ。

ずっとそう強がっている。

誰かに頼らない生き方をしたい自分もいた。
今、笹崎が他の誰かのものになっても、私も咲良も傷付きたくなくて、ひたすらもがいていた。