「この肉じゃが…瑞希の味付けか?」
「うん…でも、味加減はお母さんに訊いて入れたわ」

「まぁ、一緒に住むまで少しだけ…瑞希には料理教えておくから…安心してね。隼也さん」

「あ、はい・・・お願いしますね…寧々さん」

父が急に咳払いをした。

「隼也君、二人は結婚するんだ。お義母さんでいいぞ。俺のコトもお義父さんと呼んでくれ。くれぐれも名前では呼ばないでくれ」

「あ、すいません…」

そう言えば、忘れていた父は母を溺愛する独占欲の強い人だってコト…


「では、今夜から一ノ瀬社長夫妻のコトをお義父さん、お義母さんと呼ばせて頂きます」

「それでいい」

父は頷き、隼也さんのグラスにワインを注いだ。

「ありがとう御座います」