HONEYBEE(1)~アラフォードクターと一夜から始まる身代わり婚~
俺は瑞希の初めての相手になった。
俺の腕の中で瑞希は女になった・・・

「瑞希、結婚しよう」

「うん・・・」

俺の腕の中で醒めきれぬ酒の酔いと眠気で瞳をトロンさせながらも静かに彼女は俺のプロポーズに頷いた。

でも、彼女の記憶の中から、俺のプロポーズは酒の酔いと一緒に消えていた。

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