メガネをはずした、だけなのに
5.僕の揺るぎない愛を思い知ったか!

「おはよう綿貫くん、今日も勉学にはげもうではないか!ぬはははっ!」


「おっ、おはようございます……相葉くん……」


「できれば、昨日の告白の答えも早く頼みたいのだが!」


「えっ、あの……」


「どうした綿貫くん?」


「あの、あのあの……」


 翌朝の登校時間に、生徒玄関で相葉くんに出会ってしまった。

 彼の顔を見ただけで、胸がぎゅっと締め付けられる。

 私は恥ずかしさで、思わず俯いてしまう。


 なのに、相葉くんはいつもと変わらず独創的で俺様のまま。

 昨日の今日だというのに、なぜ私と普通に会話ができるのだろう。

 強く抱きしめられて「好きだ、つきあってほしい」なんて言われたら……


 昨日の事を思い出して、うまく言葉が出てこなかった。

 動揺で口がパクパクして「あのあの」しか話せない。


 なのに、相葉くんは告白の答えを求めてる……



< 59 / 184 >

この作品をシェア

pagetop